朝鮮民主主義研究センター

2009年9月 6日

解放された二記者の声明

先日北朝鮮から解放されたローラ・リンさんとユナ・リーさんが、勤務先のカレントTVのサイトに声明を発表した。

それによれば、二人は人身売買を取材するために中朝国境を訪れ、オンラインセックス産業で働かされている女性や強制結婚させられた女性に会った。そしてガイドの手引きにより、人身売買によく使われているという豆満江沿いのルートへ行った。国境の川を渡り、危険なので1分もたたずに引き返したが、追ってきた北朝鮮兵士に中国側で捕まった。

声明はガイドに疑いの目を向けている。直前になって川を渡るポイントを変更するなど、ガイドの挙動に不審な点があったという。このガイドというのはキム・ソンチョル氏で、脱北者の支援でもっとも実績のあるドゥリハナ宣教会のチョン・キウォン氏が紹介した。キム・ソンチョル氏が本当に北朝鮮側と通じていたとしたら驚きであり、また残念なことでもある。

脱北者を支援する団体が中国で自由に活動でき、信頼できる協力者を確保できるようになれば、このようなことは起こらなくなるだろう。しかし現在はそうではないので、信頼性の低い人物に頼らざるをえないこともある。

真相はまだ分からない。キム・ソンチョル氏の見解もぜひ聞いてみたいところだ。ローラ・リンさんとユナ・リーさんもこれに懲りず、自身の経験を糧としてさらに脱北者の問題を追求してほしい。

今週の北朝鮮(2009/08/29-2009/09/04)
投稿者 kazhik : 2009年9月 6日 19:19
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