朝鮮民主主義研究センター

2009年8月16日

現代峨山職員のユ・ソンジンさんも解放

今年3月に北朝鮮当局に拘束された現代峨山職員のユ・ソンジンさんが解放された。現代グループの玄貞恩会長が8月10日から訪朝していることを受けてのものだ。

彼は北朝鮮の体制を批判したとされて拘束されていた。5月1日には朝鮮中央特区開発指導総局が「開城工業地区に入り、われわれの尊厳ある体制を悪意に満ちて中傷して国の自主権を侵害し、当該の法に抵触する重大な行為を働いた」などと説明していた。今回の解放も北朝鮮側としては釈放ではなく追放だという。

7月には北朝鮮メディアが李明博政権を非難する回数が前月の60パーセントに減った、という報道や、労働新聞が南北関係改善の必要性を強調した、という報道も出ている。体面をとりつくろいつつも、ビル・クリントンと玄貞恩をたてつづけに迎え入れることで米韓との緊張緩和を図ったのだろう。

現在のところ、米韓が北朝鮮政策を融和政策へと変更する兆しはない。不当に拘束されていた人が解放されただけなのだから当然だ。韓国の場合、7月30日に拿捕された「800ヨンアン号」の船員がまだ解放されていない。

米韓としては先日の「包括的パッケージ」政策を軸に対話を再開させるつもりなのだろう。しかし北朝鮮がそれを受け入れる見込みはない。すでに何度も繰り返されてきた過程がまた繰り返されるだけだ。ただ対話という形式だけが維持され、それによってどちらか一方が目的を達成することは決してない。

今週の北朝鮮(2009/08/08-2009/08/14)
投稿者 kazhik : 2009年8月16日 10:10
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