アメリカのピーターソン国際経済研究所が北朝鮮難民問題について4月29日にシンポジウムを開いた。マーカス・ノーランド研究員が脱北者への聞き取り調査をまとめたプレゼンテーション「北朝鮮難民:北朝鮮への窓と人道的関心の源」が興味深い内容を含んでいるので紹介したい。
聞き取り調査は2004年から2005年にかけて中国に住む1300人に対して行われたものと2008年に韓国に住む300人に対して行われたものからなる。うち核心階層は13.7パーセント、動揺階層は61.7パーセント、敵対階層は11パーセント。とくに重要と思われる項目は以下の通りだ。
これは一種の世論調査だ。我々は北朝鮮に住む一般市民が自由に回答した世論調査を見たことがない。脱北者という偏った枠内であるにせよ、このような形で北朝鮮市民の平均的な見解を知ることができたのは大きな進歩だ。
私的な商売についての項目からは、経済改革によって私的な商売が減ったことが伺われる。また、外部からは「先軍政治」は軍部の力を増大させたように見えるにもかかわらず、軍に入ることが社会的地位を向上させる道だと考える人がほとんどいない点も目を引く。
この調査の詳しい内容はいずれ出版されるだろう。期待したい。
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