朝鮮民主主義研究センター

2009年2月 1日

常設市場の廃止は六ヶ月延期

常設市場を廃止する北朝鮮政府の措置は六ヶ月延期されることになった。グッドフレンズのニューズレターは当局者の声を次のように伝えている。「市場が廃止されたら1990年代の苦難の行軍期よりひどい状況になるのではないか、とみんな心配していた。そういった心配が延期の決定に反映したのだ」。

この措置が抵抗に遭っていることは今月上旬に報じられていた。北朝鮮から自立した市民の動きが伝わってくることは非常に珍しく、そのこと自体が今回の措置の破滅的な性格を物語っていた。経済破綻を引き起こしかねない政策の実施が延期されたこと、さらに市民の抵抗が成果を上げたことは非常に喜ばしい。

しかし、六ヶ月延期というのは中途半端な決定だ。六ヶ月待ったところで基本的な状況が変わるわけではない。市場を廃止しようとすれば市民の抵抗にあい、市場を認めれば体制の根幹が揺らぐ、という北朝鮮政府のジレンマは続く。体制はあきらかに行き詰まっている。

今週の北朝鮮(2009/01/24-2009/01/30)
投稿者 kazhik : 2009年2月 1日 12:51
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