朝鮮民主主義研究センター

2008年9月 7日

福田政権崩壊、しかし大勢に影響はない

福田首相が一年足らずで辞任した。安倍政権と同様、唐突に投げ出す形になった。

昨年の参議院選挙で自民党が大敗し、政局運営が難しかったことが一番基本的な理由だろう。政権発足当初には民主党との大連立によって政権を強化しようとしたが、頓挫した。

北朝鮮政策に関しては拉致問題の解決より日朝国交正常化を優先させる姿勢を示し、8月には北朝鮮との間で拉致問題の再調査と経済制裁の一部解除で合意していた。拉致問題は小泉訪朝以前の「行方不明者の調査」の段階まで後退していた、と言っていい。福田が辞めたため、北朝鮮側はさっそく再調査の延期を通告してきた。これを「再調査」ではなく「被害者の帰還」や「責任者の処罰」まで押し返せるかどうかは新政権次第だ。

しかし、自民党の総裁が誰に代わろうと、参議院で野党が過半数を支配しているという状況は変わらない。国際的な状況としても、ブッシュ政権は末期、李明博政権は無能であり、今後しばらく大きな変化は望めない。安倍政権や福田政権と同様、新政権も無力な政権となる。どのような北朝鮮政策が打ち出されたとしても実質的な成果を上げることはできないだろう。

今週の北朝鮮(2008/08/30-2008/09/05)
投稿者 kazhik : 2008年9月 7日 18:17
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