朝鮮民主主義研究センター

2008年6月29日

北朝鮮が核申告書を提出、アメリカは45日以内にテロ支援国家指定を解除

6月26日、北朝鮮は六ヵ国協議の議長国である中国に核計画の申告書を提出した。アメリカのブッシュ大統領はこれに応じて北朝鮮にたいするテロ支援国家指定の解除と対敵通商法の適用終了の手続きに入った。27日には寧辺にあった原子炉の冷却塔が爆破され、各国のメディアがそれを伝えた。

昨年10月に成立した六ヵ国協議の合意文書では、核計画の申告は昨年末までに行われることになっていた。3ヶ月で行われる予定が実際には9ヶ月かかったことになる。北朝鮮の核問題については、合意が履行されたことだけに注目するのではなく、履行されるのが大幅に遅れたことにも注目する必要がある。あと半年しか任期がないブッシュ大統領には、次の段階の合意を成立させ、北朝鮮とともにそれを履行するだけの時間はない。せいぜいライス国務長官が訪朝し、クリントン政権末期のオルブライト国務長官と同様に歓迎される程度のことだ。

今回の動きの中で意外だったのは、デイリーNKの孫光柱編集局長が「北朝鮮の核の完全な廃棄に向かう実質的なきっかけになると同時に、米朝関係の改善の出発点になることを願いこれを歓迎する」というコメントを出したことだ。李明博政権の北朝鮮政策に関与している者として、あまり強く批判することもできなかったのだろう。しかし金正日体制を繰り返し批判してきた人が出すべきコメントとも思えない。残念だ。

今週の北朝鮮(2008/06/21-2008/06/27)
投稿者 kazhik : 2008年6月29日 11:31
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