朝鮮民主主義研究センター

2008年4月27日

シリアの核計画を北朝鮮が支援、とブッシュ政権が発表

シリアが昨年9月6日まで極秘に核施設の建設を進めており、北朝鮮が支援していた、とブッシュ政権が発表した。イスラエルが空爆によって破壊した施設だ。

事実そのものは以前にも報じられており、私も間接的に取り上げたことがある。この問題がきっかけとなって六ヵ国協議は空中分解の状態にある、という西村幸祐氏の分析に反対し、「シリアと北朝鮮の関係が明らかになれば六ヵ国協議の意義はむしろ高まる」と書いた。今回の発表に関してもいくつかのメディアが六ヵ国協議への悪影響を予想しているが、正しいとは思えない。そもそも問題の核施設は既に破壊されているのだし、昨年10月の六ヵ国協議の合意文書には「朝鮮民主主義人民共和国は、核物質、技術及びノウハウを移転しないとの約束を再確認した」という条項がある。既に終わっている問題だ。

今月上旬の米朝シンガポール合意により、近いうちに北朝鮮は核計画を申告し、アメリカは北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除と対敵通商法の適用終了を実施するだろう。北朝鮮にとっては大きな成果となる。しかし、それが紙の上での成果にすぎないこともすぐに明白になるだろう。米朝のあいだにはどのような友好関係も生まれていないからだ。

今週の北朝鮮(2008/04/19-2008/04/25)
投稿者 kazhik : 2008年4月27日 21:44
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