聯合ニュースの記事によれば、中国政府が国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に対し、北京オリンピックが終わるまで脱北者の亡命申請を受け付けないよう求めたという。UNHCRは同意したらしい、という推測が語られている。
元はVoice of America(VOA)が「消息筋」の情報として報じたものだ。中国政府もUNHCRもこの件について何も発表していない。VOAのサイトを探しても元の記事は見つからなかったので、あるいは誤報かもしれない。しかし、もし事実だとしたら重大なことだ。
オリンピックの期間、北京には世界各国からマスコミが集まる。脱北者の駆け込みなどがあれば普段より広く世界に伝えられることになる。中国政府の動きはそれを事前に防ごうとするものだ。しかし、オリンピックのために脱北者に忍耐を強いていいはずがない。UNHCRが中国政府の要求を受け入れたというのも到底信じがたい。
脱北者を支援する運動の中では、脱北者を強制送還している国でオリンピックが開催されること自体を批判する意見もあった。アテネオリンピックの際には現地でアピールが行われた。スポーツと脱北者の問題は関係ない、と思えたので私は同調できなかったのだが、中国政府が自ら脱北者とオリンピックを結びつけているのであれば話は全く違ってくる。そのようなオリンピックを素直に楽しむわけにはいかない。
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