朝鮮民主主義研究センター

2007年5月26日

亀の歩みの改革・開放

北朝鮮で商業銀行法が制定されたという。今までは企業に対する融資も中央銀行が担当していたが、今後は商業銀行が担当することになるようだ。資本主義経済のシステムに一歩近付く動きだ。中国や韓国の企業との合弁が増え、中央銀行による一元的な管理は実状に合わなくなってきたのだろう。

咸鏡北道の工業団地に中国と北朝鮮が共同で貿易区を設置する、という計画も報道された。緋緞島が金融中心経済特区として開発中、という数ヶ月前の報道とは異なり、今回は中国吉林省図們市商務局の発表を伝えたものだ。信憑性は高い。

どうやら四月の最高人民会議で朴奉珠首相が更迭されたことは改革・開放路線の停止を意味するわけではなさそうだ。商業銀行法は経済改革、貿易区設置計画は対外開放の動きと見なせる。朴奉珠は改革・開放を主張して更迭された、という解説はおそらく正しくない。

ただ、商業銀行や貿易区程度ではまだ本格的な経済改革とは言えない。経済成長への刺激はそれほど大きくはないだろう。

今週の北朝鮮(2007/05/19-2007/05/25)
投稿者 kazhik : 2007年5月26日 23:34
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