デイリーNKにアンドレイ・ランコフ氏の論文「怪異な韓国の左派をどう見る?」が掲載された。親北朝鮮的な韓国の左派を批判する趣旨のものだ。
彼は北朝鮮に対する韓国政府の援助を「北朝鮮の改革と開放を促進するというよりは、体制維持を助けてやるもの」と批判的に評価する。そして民主労働党に代表される左派について、政府より熱心に北朝鮮の体制を擁護している、と批判する。世界の左派勢力は1960年代までにスターリン主義の錯覚を克服したのに、韓国の左派は違うという。その理由として、北朝鮮に対する幻想を維持していること、北朝鮮の問題を韓国の国内政治に限定して見ていることを挙げる。
ランコフ氏はさらに、北朝鮮の体制崩壊は時間の問題だと指摘した上で、「北朝鮮政権の犯罪が明らかになったら、そのような殺人集団をほめたたえた人々は、どのような態度を見せるのだろうか?」と問いかける。反省する人は多くないだろう、というのが彼の見方だ。
そのような人々の多くは、“私たちはよく分からなかった”と弁解するだろう。また、中国やロシア人などの外国人が、自身の親北朝鮮的立場を正当化する方法がもう一つがある。彼らは“私たちは真の愛国者として、我が国の利益を北朝鮮人々の生活よりも貴重なものと思ったため、そうした”と言うだろう。また韓国の自称進歩派は、“私たちは民族の和解を最優先してそうした”と主張するだろう。偽善的な知識人と政治家が、自らの誤った仕業を正当化する方法は多様だ。
2002年の小泉訪朝で金正日が拉致を認めたときのことを考えると、ランコフ氏の予測は半分正しく、半分間違っているように思える。拉致の事実を認めようとしなかった知識人や運動家は、小泉訪朝後もほとんど反省することはなかった。しかし、彼ら・彼女らは世論の支持を決定的に失った。何も変わらなかったわけではない。
韓国に関しても同じことだ。北朝鮮の体制が崩壊し、北朝鮮の一般の人々が自由に金正日批判を語る日が来ても、韓国の自称進歩派は反省しないだろう。しかし、彼ら・彼女らを支持する者はいなくなる。
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