朝鮮民主主義研究センター

2007年3月11日

枝川裁判が和解で決着

江東区枝川にある朝鮮学校をめぐる「枝川裁判」で和解が成立した。

この裁判は学校を運営する東京朝鮮学園を東京都が2003年12月に訴えたものだ。東京都は、学校の土地の一部は都有地であり、1990年に土地使用貸借契約が切れたにもかかわらず東京朝鮮学園が不法占有している、と主張した。それに対して学園側は、1972年に東京都との間で無償利用契約が結ばれており、現在も占有権限がある、と主張した。同時に民族教育の権利の保障も求めた。

和解では、学園側が東京都に対して1億7千万円を支払い、問題の土地の所有権を取得することになった。1億7千万円は決して小さな額ではないが、弁護団の説明では市価の10パーセント弱だという。

2年ほど前、この朝鮮学校を支援するイベントに参加したことがある。古くて補修も十分でない校舎が印象に残った。裁判が決着したことで安心して建て替えを考えることもできるだろう。

核問題や拉致問題の影響で在日朝鮮人に対する日本社会の眼は冷たいものになっている。日本各地の朝鮮総連組織の事務所は繰り返し強制捜査を受けており、今年1月には滋賀の朝鮮学校まで強制捜査の対象となった。そんな中で枝川裁判が和解に達したことは数少ない明るいニュースだ。

今週の北朝鮮(2007/03/03-2007/03/09)
投稿者 kazhik : 2007年3月11日 13:13
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