朝鮮民主主義研究センター

2006年12月30日

2006年をふりかえって

今年も北朝鮮に関してさまざまな出来事があった。とくに重要なニュースを改めて振り返ってみたい。

1月には金正日が訪中し、改革開放が進む地域を視察した。これを機に北朝鮮でも改革開放が進む、という観測も出た。しかし北朝鮮は7月にミサイル試射を行い、10月には核実験を実施した。改革開放ではなく孤立の道を歩んだと言える。12月に入って六ヵ国協議が再開されたが、何の成果もなく終わった。

4月には横田めぐみさんの夫が韓国から拉致された金英男さんと判明した。金英男さんは平壌で韓国の家族と再会することができたが、記者会見では「拉致されたのではなく北朝鮮の船に救助された」と語り、寺越武志さんと同様のケースになってしまった。

6月に日本で北朝鮮人権法が成立したことは一応いいニュースだ。これによって12月に設定された北朝鮮人権侵害問題啓発週間には、北朝鮮の人権問題に取り組む市民団体が連携してイベントを行った。2003年の「煙台ボートピープル事件」で服役させられていた崔英勲さんが釈放され韓国に帰国、というニュースもあった。

一番興味深かったのは、北朝鮮の町に「先軍政治」を批判する貼り紙が出た、という9月のニュースだ。単発的な動きとはいえ、北朝鮮にも現体制に批判的な市民が存在することをハッキリと示した。来年はもっと大きなニュースを見たいものだ。

今週の北朝鮮(2006/12/23-2006/12/29)
投稿者 kazhik : 2006年12月30日 12:20
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