朝鮮民主主義研究センター

2006年10月22日

核実験黙認へと向かう韓米

北朝鮮の核実験に対し、アメリカ政府と韓国政府は予想外の反応を示している。

拍子抜けするほど穏健なのがブッシュ政権。国連を無視してアフガニスタンやイラクを軍事攻撃した政権が、北朝鮮に関してはどういうわけか物わかりがいい。再び核実験を行えば厳しい措置を取る、他国への核拡散は許さない、などと発言し、「米国は北の『核保有』を黙認するのか」という疑問を引き起こした。北朝鮮が出す声明はアメリカだけを繰り返し非難しているが、アメリカは正面から応えず、周辺国が北朝鮮を批判するのを眺めている、といった風だ。単に関心がないだけのようにも見える。

盧武鉉政権は動揺しつづけている。核実験の直後には「太陽政策だけを主張し続けるのは困難」という盧武鉉の発言があったが、批判を受けて修正された。政策変更は微調整のレベルにとどまりそうだ。ところが、肝心の核に関しては核兵器使用計画を含む作戦計画でアメリカと合意した。北朝鮮が核を使ったら核で報復するのだという。韓国はアメリカの力を借りて再び核武装し、核ドミノの最初のピースを倒したことになる。いったいどういうつもりなのだろうか。これでは北朝鮮に核放棄を迫ることはできない。核放棄を迫ることができるのは核を持っていない国だけだ。

この状況では、金正日政権が核を放棄することはまず考えられない。

今週の北朝鮮(2006/10/14-2006/10/20)
投稿者 kazhik : 2006年10月22日 10:20
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