10月3日、北朝鮮外務省が核実験を予告する声明を発表した。アメリカによる制裁が限度を越えたために核実験せざるをえなくなった、とのことだ。いつ実施するのかは明言されていない。
声明には「絶対に核兵器を先に使わない。核兵器を通じた脅威と核移転を徹底して許可しない。朝鮮半島の非核化を実現し、世界的な核軍縮と終局的な核兵器撤廃を推進するためあらゆる努力を尽くす」という文言もある。非核化を目標として核兵器を開発する、とは一見したところ全く意味不明だが、昨年2月の核保有宣言の際にも同じことが主張されている。北朝鮮の理屈では、これは「アメリカとの交渉次第では核兵器を放棄してもいい」という意味になる。
しかし、核保有宣言やミサイル試射のたびに北朝鮮は国際社会の支持を失ってきた。7月にはたかがミサイル程度で国連安保理から非難されることになった。核実験が実際に行われれば非難決議だけでは済まないだろう。中韓も堂々と援助を続けるわけにはいかなくなる。<脅迫戦術>は北朝鮮自身の利益にもなっていない。
ミサイル試射の前、私は「たとえ核ミサイルであろうと北朝鮮には試射する権利がある」と書いた。同じ理由で私は地下核実験の権利も認める。だが、北朝鮮政府の論理に従えば、軍事訓練は単なる訓練ではなくて軍事的挑発としての意味も持つ。核実験は核戦争の挑発ということになる。そんな行為はもちろん認めるわけにはいかない。
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