朝鮮民主主義研究センター

2006年7月 2日

金英男さんと家族、北朝鮮で再会

1978年に韓国で拉致された金英男さんが韓国の家族と再会した。経緯は朝鮮日報の記事にある通りで、再会が実現したのは日本政府の執念による、と言っていい。もう少し正確に言えば、横田めぐみさんの問題を解決しようと努力する過程での副産物だ。

金英男さんは記者会見で「拉致されたのではなく北朝鮮の船に救助された」「めぐみは94年に死亡した」と説明した。これはもちろん金英男さんの本心からの言葉ではなく、北朝鮮当局に押しつけられた言葉だ。日本に帰ってきた拉致被害者やジェンキンスさんがそうだったように、北朝鮮から離れて自由に語れる場に出なければ本心を聞くことはできない。心にもないことを語らなければならないこのような記者会見はまさに人権侵害だ。報道機関は拒否すべきだった。

記者会見を見て韓国の世論はどう動くのだろうか。「過度に善悪を追及して侮辱感を与えるのは好ましくなく、もしそうすれば結局は拉致被害者やその家族に被害が及ぶ」などと説明する韓国政府には何も期待できないので、世論の突き上げが今後のカギだ。とにかく家族が再会できたのはよかった、と満足してしまうのか、金英男さんを返せ、とハッキリ要求するのか。日本人の拉致被害者がわずか5人とはいえ帰国できたのはなぜか、考えてほしいと思う。

今週の北朝鮮(2006/06/24-2006/06/30)
投稿者 kazhik : 2006年7月 2日 07:26
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