アクセス不可能になっていた間、北朝鮮に関してはいくつか大きな動きがあった。
第一は北朝鮮の主要紙『労働新聞』『朝鮮人民軍』『青年前衛』の新年共同社説。今年の基本政策がわかる重要な文書だ。朝鮮中央通信のサイトで朝鮮語と英語のテキストを読むことができる。反米、民族共助、農業重視といった基調は従来通り。日朝関係や六ヵ国協議に関しては何の言及もなく、「相手の出方次第」という姿勢。
第二は金正日の訪中。アメリカが持ち出した「紙幣偽造」疑惑と金融制裁が大きなテーマになったと思われる。改革開放が進んでいる南部を重点的に視察し、「急速に変ぼうしていく南方地域の発展と、躍動する中国の現実は忘れられない印象を残した」と演説したことも注意を引く。中朝の経済関係はますます深まり、それにともなって北朝鮮経済の資本主義化も進んでいくことになるのだろう。
第三はブッシュの一般教書演説。北朝鮮はシリアやビルマとともに非民主主義国家として言及されただけだった。核開発や紙幣偽造を非難する言葉すらない。北朝鮮もアメリカも六ヵ国協議に触れなかったということは、形だけの対話が今後も続くということを意味するのかもしれない。
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